🚨 PINの再設定について - 正しい方法と必要な場合
PINの変更やリセットが必要な場合、正しい手順で安全に設定を変更する方法をご案内します。
※環境により手順が異なる場合があります
⚠️ 作業前の重要な確認事項
- 設定前にバックアップを推奨します
- ご利用は自己責任でお願いします
- 管理者権限でのログインが必要です
- インターネット接続環境で作業してください
PINを変更すべきタイミング
PINの変更やリセットが必要になるケースは限定されています。以下のタイミングで見直しを検討してください。
| タイミング |
理由 |
緊急度 |
対応の必要性 |
| PINでログインできない場合 |
PINシステムのトラブル |
高 |
必須 |
| PINを忘れた場合 |
パスワードからの再設定 |
高 |
必須 |
| セキュリティ強化目的 |
定期的な認証情報の更新 |
中 |
推奨 |
| パスワード変更直後 |
パスワード変更だけではPIN変更は不要 |
低 |
任意 |
💡 重要なポイント
PINはデバイス内のセキュリティチップ(TPM)に保存され、パスワードはクラウドに保存されます。Microsoftアカウントのパスワードを変更しても、デバイス固有のPINは通常そのまま利用可能です。PINを変更したいのは、実際にトラブルが発生した場合やセキュリティ上の理由がある場合に限定されます。
PINを変更する正しい手順(Windows 11)
📋 事前準備チェックリスト
- 現在のパスワードを確認済み
- 管理者権限でログイン済み
- 安定したインターネット接続
- 十分な作業時間(約5-10分)
ステップ1: Windows設定画面へのアクセス
- スタートメニューをクリック
- 設定(歯車アイコン)を選択
- 「アカウント」をクリック
- 左側メニューから「サインインオプション」を選択
補足: Windows 11の場合、ショートカットキー「Windows + I」でも設定画面にアクセスできます。画面のレイアウトは若干異なる場合がありますが、「サインインオプション」の場所は共通です。
ステップ2: PINの変更(推奨方法)
- 「Windows Hello PIN」セクションを探す
- 「変更」ボタンをクリック
- 現在のパスワードを入力して認証
- 現在のPINを入力(または「忘れた場合」を選択)
- 新しいPIN(4桁以上)を入力
- PIN確認欄に同じ数字を再入力
- 「OK」をクリックして完了
⚠️ 重要な注意点
「変更」機能を使うことで、Windows Hello(指紋認証や顔認証)などの既存設定を保持したまま、PINのみを更新できます。「削除」から新規作成する方法は、生体認証の設定もクリアされるため、避けることをお勧めします。
ステップ3: 新しいPINの入力確認
- 完了後、一度ログアウト
- 新しいPINで正常にログインできるか確認
- ログイン後、設定画面で「サインインオプション」を再確認
- PINが正しく更新されていることを確認
安全なPINの桁数は何桁がおすすめですか?
6桁以上が推奨されます。4桁でも設定可能ですが、セキュリティ強化のため6-8桁程度を選択する方が安全です。ただし、長すぎるPINは入力ミスの原因となるため、覚えやすさとセキュリティのバランスを考慮することが重要です。
PINを忘れた場合のリセット手順
PINを忘れた場合は、「変更」ボタンをクリック後に「忘れた場合」オプションを選択します。
🔐 PINリセットの手順
- 「Windows Hello PIN」セクションで「変更」をクリック
- 「忘れた場合」リンクを選択
- 現在のパスワードを入力
- 新しいPINを設定
- 「OK」で完了
セキュリティ強化のための設定
PIN変更だけでなく、総合的なセキュリティ対策を講じることで、将来的なトラブルを予防できます。
Microsoft アカウントの二段階認証設定
🔐 二段階認証の重要性
パスワードやPINが使えなくなった場合の最後の砦となります。設定しておくことで、アカウント復旧の可能性が大幅に向上します。
|
|
認証方法 |
設定難易度 |
安全性 |
利便性 |
| SMS認証 |
携帯電話番号 |
易 |
中 |
高 |
| 認証アプリ |
Microsoft Authenticator |
中 |
高 |
中 |
| メール認証 |
予備メールアドレス |
易 |
中 |
中 |
回復用コードの生成と保管
🗂️ 回復用コード作成手順
- Microsoft アカウントにサインイン
- セキュリティ設定から「セキュリティに関する基本情報」を選択
- 「追加のセキュリティ情報」から回復用コードを確認
- 生成されたコードを安全な場所に保存
🚨 回復用コードの保管について
- 物理的に印刷して安全な場所に保管
- 家族や信頼できる人と共有
- パソコン内のみの保存は避ける
- 定期的にコードが有効か確認
PINとパスワードの関係性
PINとパスワードは異なる特性を持つため、それぞれの違いを理解することが重要です。
PINとパスワードの違いと特徴
| 項目 |
PIN |
パスワード |
| 保存場所 |
デバイス内(TPMチップ) |
Microsoft クラウド |
| 文字種 |
数字のみ(一般的) |
英数字・記号 |
| 推奨桁数 |
6-8桁 |
12桁以上 |
| 使用場面 |
日常的なデバイスログイン |
重要な設定変更時 |
| セキュリティ範囲 |
このデバイスのみ有効 |
全デバイスで共通 |
PINはそのデバイスの内部チップに保存されるため、万が一漏れても他のデバイスでは悪用されません。その代わり、パスワードとは独立して管理されるので、パスワード変更時にPINを変える必要はありません。
セキュアなパスワード管理
💻 パスワード管理のベストプラクティス
- 複雑で予測しにくいパスワードを設定
- 複数サイト間でのパスワード使い回しを避ける
- ブラウザ(Edge/Chrome)のパスワードマネージャー機能を活用
- 定期的なパスワード変更
- 重要なアカウントは2段階認証と組み合わせる
トラブル発生時の対処法
🔧 よくあるトラブルと解決策
PIN変更後にログインできなくなりました
以下の手順を順番に試してください:
- 「サインインオプション」からパスワードログインに切り替え
- 正しいパスワードでログイン
- PINを再度変更(Microsoft公式サポートページで最新手順を確認)
- それでも解決しない場合は回復用コードを使用
環境により異なりますが、多くの場合この手順で復旧できます。
トラブルが解決しない場合
上記の方法で解決しない場合は、Microsoft公式のサポートページでPINに関する最新の対処方法を確認することをお勧めします。また、専門的な技術サポートが必要な場合は、安全に問題解決いたします。
まとめ:安全なPIN管理のポイント
- PINの変更は「変更」機能を使用(「削除」ではなく)
- パスワード変更後のPIN変更は通常不要
- PINが必要なのはトラブル時や忘れた場合のみ
- 6桁以上のPIN設定でセキュリティ強化
- 二段階認証と回復用コードで万全の備え
- トラブル時は段階的な復旧手順を実行
重要な更新情報
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